「代表質問」
今日の代表質問で、野田総理に対し議会制民主主義の根本は何なのか、そしてその上で重要案件に臨む政治の心構え、政治家として考えるべきことについて質問をしました。外交案件やいろいろな諸問題がある中で、あえて一本に絞って質問したということです。
しかし、総理の答弁は甚だ内容が希薄と言うか、居直ったと言うか、表面を糊塗することだけを言い、正面から私とぶつかり合うことを避けた、逃げた、腰が引けたもので、論評に値しない答弁であったと思います。実際に消費税率を上げるのは次の政権に委ね、この任期中には上がらないからマニフェスト違反の問題は生じない、という論理を理解するのはなかなか難しいと思います。要するに立法府で決めることがどういう意味を持つのかということに対して正面から答弁せず逃げているのです。
消費税についてもそれを何に使うか社会保障のところで触れていますが中身は空疎なのです。消費税の逆進性対策をどうするか、何も手を打てていません。中身と言えるのは何年後に8%にする、さらにその後に10%にするということだけが具体的な内容です。税法としてそれだけで執行できるようなものになるのかどうか、今の税と社会保障の一体改革の中で消費税を上げることだけ決めることを提案しているのではないか。要するに、野田さんの意識の中でも、今度やるものは税法としては極めて骨組みだけというか、素案と言うけれども、素っ気ない素案ではなく、粗末な粗案と言うか、粗っぽい粗案を決定するのだから、実際の決定は次の政権でやるのだということを考えているのかもしれません。そうなると、この案は論評に値しない酷い見解だと言わざるを得ません。
野田総理は真摯に話をしようと思うなら、自分の足下や何かに対して真摯な反省をし、議会制民主主義としての本道に帰り、それこそ大人虎変(たいじんこへん)し、君子豹変して、正道を踏むことが必要です。マニフェスト違反でも何でもない、こんなことは当然だというのでは、なかなか話が進まないと思います。にもかかわらず協議を呼び掛ける野田さんは鉄面皮としか言いようがありません。「君子豹変す」という野田さんの好きな言葉で言えば、あの後には「小人は面を革(あらた)む」と書いてあるのです。顔つきだけ、表面だけを拭っているという「君子豹変」の後に書いてある言葉が、そのまま適用されるのかもしれません。
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