例えば、受刑者であるセンター生を矯正していくプログラムと並行して、民間の方々がコンピューターのソフトウェアを作る講義をしています。ソフトウェアをどう作るのか私もよく分かりませんが、センター生はコミュニケーションを図りながら新しいソフトウェアを開発する。そして、そのような教育を請け負っている民間企業は、センターで訓練を終えた者を雇用する、というような取り組みをしています。あるいは女性のセンター生がパンを焼いているというような、従来の刑務所にない、様々な新しい取り組みがなされていました。
また、今国会には地域貢献活動等を重視するという法律を出していますが、例えば、売れなくて廃品になったような子ども服等を回収し、補修して、それを海外の途上国に持っていくようなプロジェクトがあります。前科・前歴が付いて、社会の有用でない人間になってしまったのではないかというような挫折感を持っている方が、特にこのセンター生はまだ犯罪度が進んでない受刑者が多いので、そのような貢献に自分も関与できるというのは社会復帰に向けて非常に良い反応があるそうです。
さらに、以前のこの日記でも触れた職親プログラムも美祢を中心に行っています。
新しい取り組みとしてもう一つ挙げたいのは、このセンターの敷地の中に保育所があり、そこがまた地域の避難施設として指定されているというように、地域の理解が大変深いところだということも改めて感じました。
学ぶところが多い、充実した二日間の視察になりました。